星のカービィ 参上!ドロッチェ団【感想】

星のカービィ 参上!ドロッチェ団をクリアしたので感想を書き留めておこうと思います。プレイ時間は10時間程度。これまでにプレイしたカービィ作品は、本編の無印~2まで、ドロッチェ団、ディスカバリーのみです。

感想

おそらく私が初めてプレイしたカービィで、この感想を書くために久しぶりに起動しました。前後作が鏡の大迷宮USDXで本編としては特殊なスタイルのゲームなので、世代ということもありますが、カービィと言ったらこれ、というイメージがありました。

2Dアクションで使わない下画面をカービィのお腹の中に見立て、シャボンや宝箱をしまって置けるのは新鮮味がありました。食べ物の回復アイテムを取ったときに一度下画面まで落ちてきて食べたことが分かる演出も良かったです。しかし、本作の醍醐味であるこのコピーパレットですが、少し気になる点がありました。コピー能力シャボン同士を混ぜて作る能力が少ないということです。新規の能力になる組み合わせのパターン数が5パターンしかなく、しかも巻物がないと生成されない為、序盤で手に入れたソードとファイアを混ぜてもファイアソードにならず混乱してしまいました。また、属性ボム系の能力は存在自体知らず、クリア後に攻略サイトで知ることとなりました。能力同士を混ぜ合わせるという機能がある以上、64程とは言わずも、もう少しレパートリーが増えていても良かったと思います。

気に入ったコピー能力としては、マジック、トルネイドなどがあります。マジックは仕様も大きく変わり、新規と言っても差し支えないレベルでした。特に上Bのハットマジックは範囲が広くヒット数も多く、メカクラッコ戦では大活躍でした。個人的にアイボリーにカラーチェンジした状態だと、よりシックな雰囲気になって好きでした。トルネードは無敵時間がありながら移動範囲が広く使いやすかったです。ボスラッシュでは主にヤドガイン戦、ボーボー戦、ダークドロッチェ戦でお世話になりました。また、コピー能力関連でいうと、ファイアとバーニングが統合されていました。そのせいか、火ふきこうげきでは強化ブロック壊せないことを分かっておらず、3-1では宝箱の前でかなり混乱しました。

LEVEL7からは不協和音の様な不気味なBGMが流れるステージがありました。不気味さとゲームが終盤であることを感じられてかなり好きでした。

どの敵も前後作でみたことあるような、新規キャラクターでもカービィらしさのあるキャラクターの多い中、ウジャだけは異質さを感じました。特筆すべきことのないザコ敵の扱いの様ですが、こちらもかなり不気味でした。

ゲーム全体の難易度はかなり低く、序盤のボスに関しては連続攻撃系の技を出していればほとんど動かずに勝つことが出来ました。「カービィは初心者向けのゲーム」「繰り返し遊べるよう手軽に作られている」と言われてしまえばそれまでですが、もう少し手ごたえがあっても良かったのではとも思います。敵、ボスを倒すというよりは、宝箱を集める収集ゲームとなっていました。宝箱の中身はどれも集めたくなるもので、残りいくつか、どのステージに残っているかは分かりやすく、その点は良かったと思います。