タッチ!カービィ【感想】

タッチ!カービィをクリアしたので感想を書き留めておこうと思います。プレイ時間は40時間程です。これまでにプレイしたカービィ作品は、本編の初代~2まで、ドロッチェ団、ディスカバリーのみです。

 

感想

DS初期に発売し、タッチパネルを重視したゲーム。操作はポーズを除いて全てがタッチパネル操作で新鮮味がありました。しかし、常にタッチペンを使用する必要があったため、常に画面の一部が手やタッチペンで隠れてしまう問題もありました。100%クリアの基準となるメダルの取得難易度が全体的に高く、100%クリアに掛かった時間はディスカバリー以上でした。また、ボール状で基本転がっている為、立ち止まることが出来ず、落ち着いて上画面のマップを見てルート考える行為がしずらく、もどかしさがありました。

メインゲーム

序盤のステージこそ簡単なものの、LEVELが上がるにつれて難易度が上がり、ステップ(フロア)数も増え、すべてのメダルを取得するとなると、かなりの難易度でした。先のステージでメダルの開放フラグが立つなど、攻略なしでは出来なかったと思います。

本作はカービィシリーズでありながら、吸い込み吐き出しはなく、コピー能力も8種ほどとかなり控えめになっていました。能力を扱ったギミックもほとんどなく、能力に合わせたブロックを破壊できるだけになり、少し物足りなさを感じました。ビームの攻撃範囲が意外と狭かったり、フリーズだとストッパーの床をすり抜けてしまったり、ノーマル状態との差異も気になりました。ノーマル状態での攻撃技であるダッシュは意外と距離が短く、その操作感に慣れるころには一週目のLEVEL7くらいまで来ていました。

LEVEL毎の中ボスはサブゲームで、手抜き感は否めません。しかし、そのせいかラスボス戦はラスボス戦ならではの雰囲気があり、初見殺し感はあったものの楽しかったです。こちらからの攻撃が基本カウンターで、かなり時間がかかったのでもしかしたら別に正しい攻撃方法や効率の良い戦い方があったのかもしれません。

好きなステージは、カービィシリーズ全体を通してでもありますが、5-2のホイールステージはメダル取得まで考えると丁度良い難易度で良かったです。

メダル取得が難しかったステージとしては、7-2の2枚目である描画スペースが極端に狭いステージや、6-2の2枚目のアイスを運びつつ、ミスせずステップ終盤まで進む必要があるコースはかなりの回数リトライしました。

 

サブゲーム

このゲームの難易度を挙げている原因のほとんどがこのミニゲームです。メダルの得られるレベル3のAランクを取ろうとしたら一回の挑戦でかなりの時間がかかること、Aランクのハードルが高く設定されていることから高難易度だと感じました。特にペイントパニックは難しく、Aランク取得までに数時間かかりました。後半の幾何学模様、HAL、2005等は特に難しく、2005に至っては一度も描ききれませんでした。また、判定も妙に厳しく、線の交点が密集している問題は特に厳しい判定がなされ、ストレスがかなり溜まりました。コツとしては、DS付属のタッチペンではなく使い慣れたペンを使う、お手本を見きらず書き始める、の2点が重要だと感じました。

ブロックアタックは、線を引いてカービィを動かすというメインゲームに近い操作方法でありながら、しっかり別のゲームになっていて面白かったです。このサブゲームを経て、カービィのブロックボールなども遊んでみたいと感じました。

 

後記

新鮮味のある操作感で、インパクトこそあるものの調整不足感も一部に感じられるゲームでした。カービィらしさこそあまりないものの面白いゲームであることは間違いないので、次作であるタッチSRも後々プレイしてきたいと思います。