幻ヨハライブに行ってきました。【セトリ・感想】

こんにちは、若です。2023/12/15.16.17に開催された幻日のヨハネ -The Story of the Sound of Heart-のDay2とDay3に参加してきたので感想を書き留めておこうと思います。

セトリ

01.幻日ミステリウム
02.GAME ON!
03.テ・キ・ナ ミュージック
04.Far far away
05.Tick-Tack, Tick-Tack
06.Be as one!!!
07.R・E・P
08.Hey, dear my friends
09.Best wishes
10.Special Holidays
11.GIRLS!!
12.Wonder sea breeze
13.ヌマヅやっさよいさ唄
14.好奇心ジャーニー
15.Forever U & I
16.La la 勇気のうた
17.BLOOM OF COLORS
EN01.キミノタメボクノタメ

 

感想

幻日ミステリウム

いつものAqoursとは違い、大人な雰囲気のかっこよさが出ていました。この曲はAqours名義なので他の現場でも気軽に披露して欲しいです。衣装は『幻日のヨハネ』用のアー写や、生放送で着用していたものと同じでした。

 

GAME ON!

「幻日ミステリウム」もかっこいいですが、この曲もかなりかっこよくて好きになりました。Aqoursex1stぐらいから思っているのですが、これまでたくさんフォーメーションダンスをやってきた人たちが横一列に並んで揃った振りをするのも、かっこよくて好きです。その上、直前の異次元フェスで見て気に入った、ステージ上に倒れ込む演出が組み込まれており、個人的にかなり刺さった一曲でした。

 

テ・キ・ナ ミュージック

ロッコ曲でした。曲前の島本須美さんのナレーションや、「ヘアブラシをマイクに見立て」という歌詞もあり、小道具として実際にヘアブラシが使われました。Cメロの「came on hey hey clap clap」では、CLAPの文字が表示されクラップしようとするも、早すぎて追いつけずサイリウムを手放しただけになってしまいました。


Far far away

ソロ曲であることで、ダンスを完コピしていることが強調されており、改めてそのシンクロ率に感心しました。それを見せつける為に、演者とモニタを同時に見やすいよう、わざわざ用意した円形のステージを使わず、メインステージに切り株ステージを特設したのだと思っています。


Tick-Tack, Tick-Tack

劇中のストーリーに合わせて披露されました。ヨハネとハナマルの間にあったわだかまりがなくなり、再び仲良くなる歌でした。前後のストーリーも相まって、どこかミュージカルチックになっていると感じました。

 

Be as one!!!

落ち着いた曲が続いた中、急に熱く盛り上がる曲で、温度差がありました。Day3では、間奏の「wow wow ...」もコールとする雰囲気になりつつありました。衣装はアニメ再現というわけにはいきませんでしたが、伊波さんがオレンジを基調とした服でおでこをだしていたり、小宮さんがライダースーツの様な衣装であったりと、ならではの良さがありました。


R・E・P

しっとりしたラップ曲で、Aqoursらしくない楽曲が多い中でもかなり異彩を放っていたました。個人的にかなり気にっている曲で、ほぼほぼ不可能なのは分かっていますが、またどこかで披露されたら嬉しいなと思っています。回数を重ねてもっと練度を上げれば非常に良い曲になると思っただけにもったいないです。Day2、Day3では、一番の諏訪さんのパート「This is my town」で音が一瞬飛び、噛んでたように聞こえたのですが、真実は分かりません。


Hey, dear my friends

センターステージでの披露でした。ただの円形ステージだと思っていたのですが、せり上がるうえに回るというギミックが入っていました。この曲もセリフパートがあったりと、ミュージカルの様でもありました。

 

Best wishes

ヌマヅの執務長官であるダイヤと、ヌマヅを静かに見守ってきたマリのデュオ曲でした。私は気づかなかったのですが、小宮さんの衣装がBe as one!!!と同じに見えて、パンツからスカートに変わっていたようです。

 

Special Holidays

BD4巻収録のヨウチカナンの楽曲で、次元が違うとはいえ幼馴染トリオの楽曲でした。トロッコ曲ではあったのですが、その移動距離と速さに元気さが表れていました。今まで見たトロッコの中で一番早かったです。タオルをもって登場し、一番でタオルを回していたのでタオル曲かと思ったのですが、一番サビ以降は使われませんでした。

 

GIRLS!!

これまで数々のダンスシーンを再現してきて、とうとう劇中ダイジェストになっていたシーンの補完までするようになりました。女子会と称してみんなで集まり、しおりを読んだり、3グループに分かれて料理をしたりと、ステージ上のあちこちでいろいろなことが起きていて目が足りませんでした。グッズ化もされた、劇中でリコが持ってきた動物のくじ引きが登場していたのが印象的です。ヨウチカのパートでは、向かい合って遊びながら歌っていたのですが、斉藤朱夏さんは観客そっちのけで背を向け、伊波さんの顔を触ったり、腰に抱き着いたりと、目を引くパフォーマンスでした。

 

Wonder sea breeze

幻ヨハ曲の中ではAqours感のある曲で、カウントアップ、裏打ちとコールも多く、楽しい曲でした。爽やかさもあり好きな曲なのですが、今後披露する場がないことが残念です。

 

ヌマヅやっさよいさ唄

「Wonder sea breeze」から続いてこの曲で、本ライブの楽しいセクションとなっていました。本ライブが初出の曲で、全員知らないはずの曲ですが、みんなも踊ってねと伝えられました。私含め周りの席では、見よう見まねで小さめに手を動かしており、奇妙で楽しい時間でした。類似曲にあたる「サンシャインぴっかぴか音頭」と近しい振付もありました。Cメロではマリのソロパートがあり、せりあがりで高い位置での歌唱がありました。セリはこのシーンでしか使われておらず、実質マリ専用のステージギミックとなっていたことがMCで言及されていました。

 

好奇心ジャーニー

BD5巻収録のリコとルビィのデュオ曲でした。Best wishesのように、キャラクターの心情を直接的に歌っている歌詞で、アニメの補完の意味も込められている曲となっていました。


Forever U & I

ヨハネのソロ曲で、ライブも終盤のいい場面で、小林愛香さんもかなり気合が入っていました。ダンスも歌も、私のイメージする全力のヨハネ小林愛香でした。ヨハネライラプスが対の存在、2人で一つという事からかサブモニタが2分割され、片方は鏡写しの映像が映し出されました。

 

La la 勇気のうた

小林愛香さんのアカペラから始まりました。メインステージの装飾は、この曲のアニメ映像に合わせて作られていたようです。耳に残るフレーズで、エンドロールでも使用されました。


BLOOM OF COLORS

Day3では、日笠さんが登場し、これまでヨハネパートだと思われていた箇所が、一部ライラプスパートだった事が明かされ、この曲が10人曲であることが明言されました。キービジュアルにもライラプスが追加され、完成したBLOOM OF COLORSとなりました。小林愛香さんと日笠さんにはTick-Tack, Tick-Tackの「おかえり」「ただいま」のように手を取り合う振り付けが用意されていました。最初はステージ上部下部で別れてパフォーマンスし、モニタで隣り合って歌っているように見せていたのですが、後半ではみんなに背中を押されて、日笠さんのいるステージに駆け上がる演出がありました。


キミノタメボクノタメ

アニメのED曲でしたが、サンシャイン!!のEDとは違いみんなで歌う事はありませんでした。前半はトロッコで会場を回りましたが、最後は振り付けも存在していて、従来通りのED曲とは違う扱いでした。ラスサビで「だ〜いすき!」と声を出す、「未来の僕らは知ってるよ」的な要素もあります。

 

後記

非常に満足度の高いライブで、ライブというよりはコンサート、コンサートというよりはミュージカル、といった印象を受けました。というのも、曲の間でMCはなく、これまでMCに当てていた時間は全て幕間として、アニメのダイジェストが流されました。アニメ曲はストーリーの進捗に合わせて披露され、キャラクターの心情を歌っているBD曲も適宜挿入されていました。その一連の流れをOP曲と(カップリング曲)、ED曲で挟んでいて、ひとつの作品を見ている様でした。また、これまで演者がはけると会場が明るくなりすぐ退場のアナウンスがかかっていたのですが、今回は演者がはけた後、エンドクレジットとして「La la 勇気のうた」に合わせてスタッフロール、アニメ最終話の最後のシーンが流れました。画面の切り替えでは、青い羽根が舞う演出が取り入れられ、コンテンツに対する愛を感じました。開演から閉演までしっかり軸の通った内容で、それに沿った楽曲を披露し、質の高いイベントとなりました。「幻日のヨハネ」が好きな人のためのライブになっていたため、Aqoursの楽しいライブを期待してきた人には物足りない内容だったかもしれません。

本ライブは、全曲初披露とも謳っており、その通り全18曲を初披露しました。中には未発売のBD特典曲も複数あり、そのためかBD特典曲は全てサブモニタに曲名と歌詞が表示されていました。歌詞はともかく曲名は、新規層のためにも、全曲、全ライブで表示しても良いと思います。立ち位置についてからのイントロクイズの様に盛り上がるのも好きですが。

Aqoursの活動が続いていく中で、当然中の人も成長しているわけで、鞠莉と花丸の歌声について気になっていたことがありました。それは君ここを歌っていた時に比べ、歌唱力や歌い方が変わった事で、キャラクターの声の範疇を超えているのではないかという点です。中の人の成長に合わせてキャラクターも成長していくのは、新曲リリースやライブシーンにおいてよいことではありますが、どこか違和感がありました。しかし、今回の「幻日のヨハネ」というコンテンツで形式上キャラクターが一新され、新しくマリとハナマルというキャラが出てきた事で、その違和感は解消されました。これを期に、鞠莉と花丸についても飲み込めるようになる気がします。この点からも、「幻日のヨハネ」という作品があって良かったと感じています。

ここまで、幻日のヨハネというコンテンツは漫画、アニメ、楽曲、ゲームと幅広く展開してきましたが、ライブを終えて演者9人としては一段落ついたと思います。これからも展開し続けるのも良いですが、私としては、Aqoursの活動も活発にしていってほしいなと思います。このライブを最後に、Aqours、「幻日のヨハネ」の大きな進展が明示されておらず、若干の不安はありますが、これからも応援し続けたいと思います。

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