ラブライブ!スーパースター!!2期【感想】

アニメ、ラブライブ!スーパースター!!2期を見終わりましたので、感想を書き留めておこうと思います。過去のラブライブ!については、無印、サンシャイン!!、虹1期、スーパースター!!1期は見ていますが、漫画版、スクフェス、スクスタなどの物語は未読です。

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1期

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2期

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各話リスト

第1話「ようこそLiella!へ!」
第2話「2年生と1年生」
第3話「優勝候補」
第4話「科学室のふたり」
第5話「マニーは天下の回りもの」
第6話「DEKKAIDOW!」
第7話「UR 葉月恋」
第8話「Chance Way」
第9話「勝利のために」
第10話「渋谷に響く歌」
第11話「夢」
第12話「私を叶える物語」

 

感想

1期からの繋がりとして、ラブライブ!で好成績を残したことで、入学希望者が増えたという描写がありました。一年生の間でも、Liella!は有名人の様に扱われる場面もあり、1期生の残した功績は偉大だったことが分かります。また、東京大会2位という成績を残したため、表彰盾をもらっていたことも分かりました。ちなみに1期では、「スクールアイドル部が一番成績がいい」という発言があり、一緒に飾られている表彰盾やトロフィーは、嵐千砂都のダンスと、葉月恋のフィギュアスケートだといいなと、思っています。唐可可の、優勝しなければ上海に帰る、という約束も継続されていましたが、こちらは好成績を残したため保留ということで、クーカーの代々木スクールアイドルフェスティバルと同じような対応を受けていました。

2期の内容は大きく分けて新入部員加入編とラブライブ!編と二つに分かれていました。

新入部員加入編では、1年生の四人である桜小路きな子、米女メイ、若菜四季、鬼塚夏美の四人が入部するまでの話で1話から6話までで描かれました。ここでは新入部員を増やすために奮闘したり、後輩の相談に乗って話を聞いてあげる一期生が描かれました。ただ年上というだけでなく、スクーアイドル歴が長い先輩として活躍する姿はこれまでになく、新鮮味がありました。他グループ同様来るもの拒まずでメンバー集めをしているものの、桜小路きな子、鬼塚夏美に関しては完全に澁谷かのんが誘っており、澁谷かのんが気に入ったメンバーを引き入れたという印象を受けました。新入部員の一年生たちも、同じく優勝という目標を掲げると同時に、先輩に追いつきたいという思いが強く描かれていました。また、これまでと同様に、「最初のステージを全員が見ている」というノルマも一話時点で達成していました。

7話あたりからのラブライブ!編では、1年生と2年生間の実力差、唐可可の約束が主に取り上げられました。実力差は桜小路きな子加入時点で既に本人が気にしており、他のメンバーもしっかり気づいていて、そのための特訓の描写などがありました。憶測ですが、実際に2期生のキャストも同じような心境で同じような行動をとったのではないでしょうか。

唐可可の優勝しなければならないという約束は、平安名すみれのみが知っているという状況が継続されました。これによってラブライブ!は1期生のみで出るべきという発言があったのですが、そこから各々の違った形の勝ちにこだわる姿勢や思いの強さが見られて良かったです。

これまでのシリーズ同様、勝ちたい、勝たなくてはならないという思いは同じなのですが、本作ではそれがより強く、言葉にして発せられていた様に思います。そのせいか、見ている側も熱が入って視聴することが出来ました。

今思えば、1期生のメンバーは、ダンス、フィギュアスケート、歌の実力者、幼少期からエンタメの世界にいる、スクールアイドルに対する圧倒的熱量、という、かなり優れたメンバーがそろっていたんだなと感じました。

逆に描写が少なく残念に感じたことは、音楽科の意義です。その存在で1期では大きく揉め、最終的にLiella!の4/5は普通科であり、制服はどちらでもよくなり、その境が薄れました。2期では学科の違いにほとんど触れることはなく、2期生も全員普通科であるように見えます。1期では大きな軸であったため、2期でもうまく扱って欲しかったなと思います。

もう一つは最終話です。Liella!9人で話し合い決めた考えがあっさりと覆されてしまい、その説明もなく終わってしまいました。直後に3期の発表があったらしいのですが、この内容ならば2クール、せめて分割2クールとして欲しかったと思います。有名コンテンツだけあり、枠や金銭的にも余裕はあると思うのですが、一つの作品としての完成度はかなり落ちてしまうので、3期があるにしても、もう少しまともな落としどころがあったのでは、と考えてしまいます。

また、昨年優勝校のSunny Passion、優勝候補のLiella!、ダークホースのウィーン・マルガレーテが全員東京の出場者で、東京大会が実質決勝になってしまっていたのも、思い返していて気になりました。

Liella!戦績

代々木スクールアイドルフェス:特別賞(-)

学園祭:(ビタミンSUMMER!)

地区予選:突破(Chance Day,Chance Way!)

東京大会:優勝(Sing! Shine! Smile!)

決勝大会:優勝(未来の音が聞こえる)

 

アニメ曲

OP:WE WILL!!

Aメロのパート分けが一年生、二年生と続き最後にかのんで、自己紹介の色が強い曲だと感じました。OP曲として、今後たくさん披露していく曲にふさわしい楽しい曲になっていると思います。後述しますが、ラブライブ!で絶対勝つという強い意志が感じられます。みら僕の「I live, I live love live days!!」にあたるであろう「追いかけていくよスーパースター」という歌詞も後半にあるので、ライブで更に好きになる曲だと思います。

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ED:追いかける夢の先で

しっとりした雰囲気でかわいらしい曲で、あーんや髪型交換など、ファンが喜ぶものを直球で出してきたという印象です。私は澁谷かのんの髪型を真似して照れる米女メイが好きです。

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1話:Welcome to 僕らのセカイ

EDとはまた違ったかわいさのある曲でした。いわゆるゆめかわ系で、舞台ともマッチしているのではないでしょうか。アニメをみる前からこの曲は聞いていて、耳に残るなと感じていたのですが、PVをみてかなり好きな一曲となりました。2期からメンバーも増え不安視していた部分はあったのですが、それらをすべてワクワクに変えるような楽しい曲でした。サビ前の桜小路きな子の「えぅうそっ」も歌詞に含まれているところも好きです。

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3話:Butterfry Wing

壮大な曲で、初見でかなり惹き込まれました。黒いステージ、衣装に堂々としたパフォーマンスで、この後Liella!が何を披露したか分かりませんが、Liella!に勝ったのもうなずける一曲でした。フルで聞くともっと良さが分かると思うので、どこかで出してほしいと願っています。

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3話:Go!! リスタート

Liella!唯一の6人曲で、センターをなくすべく円形のステージで披露された曲です。この曲もまたライブ映えしそうですが、9人ver.が発表されない限りは披露回数も少ないと思われます。アニメ放送直後の3rdライブではさすがに披露されると思うので、是非そこで回収したい一曲です。

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6話:ビタミンSUMMER!

2期6話挿入歌。学園祭の一曲として披露されました。新生Liella!9人の初披露曲でもあります。鬼塚夏美がセンターになり、曲調もポップで明るく、かなり好きな曲です。フリや衣装がかわいいのも気に入っています。作中で学園祭に出ようか迷っているシーンがあり、予選の曲で出ればいいと思っていたのですが、ここで披露してしまうと”未発表の曲”ではなくなってしまうのですね。

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8話:Chance Day,Chance Way!

ラブライブ地区予選で披露された曲で、昨年の「ノンフィクション」「Starlight Prologue」のイメージがあった人らは驚いたでしょうし、私たちも驚かされました。これは地区大会突破できる曲ですね。なんと言っても楽しい曲調が特徴で、ライブでの披露が待ち遠しいです。曲終わりののびやかに歌う澁谷かのんが好きです。

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10話:エーデルシュタイン

デカい口を叩くだけあり、飲み込まれるようなパフォーマンスです。サビに入る部分の、「光れ」の表情がとてもよく、何度もリピートしてしまいます。

10話:Sing! Shine! Smile!

ラブライブ!東京大会曲として披露された曲です。私的には、様々なフォーメーションダンスをしたグループが横一列に並ぶという結論を出すことがとても好きなので、イントロの時点で好きな曲認定されました。一体感の出るクラップも、真似したくなる振りもあり、好きな要素の多い曲です。また、作中ではウィーン・マルガレーテが「本当の歌を教えてあげる」といい、クールな曲を歌った直後だったこともあり、そのギャップは大きく感じられました。

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12話:未来の音が聞こえる

決勝にも関わらず、盛り上がりよりも歌を聞かせるタイプの、しっとりした曲でのエントリーとなりました。この時点でほぼ敵はいなく、東京代表の余裕が感じられます。これまでにあった決勝→優勝者アンコールでOPに流れはありませんでした。まだフルでは聞けていないので、今後大きく評価が変わるかもしれません。

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総じてライブ映えする曲が多く、直後に迫った3rdライブもかなり意識しているように思います。3DCGもかなり良くなっており、既に注視しなければどちらか分からないところまで来ました。更に表情の幅も増えたように感じられ、より楽しそうに踊っていると感じられます。

 

キャラクター

澁谷かのん

1期ではやさぐれかのんとして、ネガティブな発言をしたり弱気なところもありましたが、2期では先輩として後輩を勧誘したり、アドバイスをしたりと、先輩らしいイケメンな言動が見受けられました。1期を経て成長した姿が見られて嬉しかったです。終盤では留学の話もあり、設定上では作中一の歌唱力ということで、伊達さんにも多大なプレッシャーがかかっていることでしょう。今後はアニメ、リアルライブ問わず注目していきたいです。

唐可可

優勝しなければ母国に帰らなければならないということで、一人だけ絶対に勝たなければならない理由がありました。唐可可も元々体力がない方でしたが、入部した桜小路きな子に対して先輩風を吹かせており、成長していることが見て取れました。米女メイと一緒にスクールアイドルについて語るシーンも多く、見ていて楽しいキャラクターでした。

嵐千砂都

「何事にも挑戦、やってみなくちゃ分からない」を背中で語る為に部長になりました。正直なんだかんだあって澁谷かのんが部長になると思っていたので驚きました。相変わらずな丸好きで、難儀な性格だなと思いました。

平安名すみれ

2期からは特に、唐可可への思いが深すると感じる場面がいくつかありました。その思いがい行き過ぎるが故に、ラブライブ!には2年だけで出ると言ってみたり、みんなの前で大泣きしたりと、最終的にはLiella!の団結力が高まる要因になりました。平安名すみれと若菜四季はファンを喜ばせるための動きをしているように見えてしまって、その点はあまり気に入りませんでした。中の人の成長もあるのかもしれませんが、1期より少し成長した、お姉さん的な声に少し寄ったような気がします。

葉月恋

ですが最終話を見ていると、亡くなった母のことを想っており、一人だけ背負っているものが重すぎると感じました。一期ではLiella!に立ちふさがる障壁として描かれ、かなり下げられていたキャラクターだと思っていましたが、2期でもメンバーに心配をかける話で1話使い、生徒会も手伝ってもらうこととなり、公式からあまり気に入られていない様です。

桜小路きな子

一話時点でLiella!に加入しており、一年生のリーダー的人物。口調などから、正統派な後輩らしさが出ており、初登場時点でかなり好印象でした。運動が苦手で、実力差もかなりあるということでしたが、3話時点で既にかなりの成長を遂げていました。3期からは先輩ということで、堂々とした立ち振る舞いも今から楽しみです。

米女メイ

元々スクールアイドルが好きで、Liella!のファンだった一人。表情が豊かで入部まで時間がかかりましたが、米女メイが入ってLiella!の色が濃くなったように感じます。スクールドルが好きで目が悪く、口下手で猫が好きと、設定が山盛りで今後の可能性も無限大に感じられます。

若菜四季

HPの自己紹介にもありましたが、米女メイが好きすぎるあまりLiella!に入ってしまいました。作中では「メイの好きなものを調べているうちに興味を持った」と話していますが、正しくは「メイが好きなものが好き」だと思っています。情報収集力は高そうなので、一人で踊るほどスクールアイドルが好きならSunny Passionを知らないはずがありません。おそらく踊っている米女メイを盗み見てダンスも覚えたのでしょう。

鬼塚夏美

初登場時から癖が強すぎてあまり好きではありませんでしたが、入部してから回を重ねるごとになじんでいき、既にLiella!の一員としてなくてはならない存在になりました。Liella!をプロデュースするといい、大成功したわけですが、元々おになっつの評価がかなり低かったため、Liella!のポテンシャルが高かったのか、おになっつソロのポテンシャルが低いのか、はたまたその両方か、どれであっても鬼塚夏美下げになってしまうので、もう少しうまい描き方があったのでは、と思っています。ゲスい性格やその口調から「邪神ちゃん」が連想されますが、Aqours小原鞠莉鈴木愛奈)との絡みがあった際は小ネタが出てきたりするのでしょうか。

ウィーン・マルガレーテ

ラブライブ!の評価方式が実質人気投票なのにも関わらず、会見で挑発的な発言をしてしまうのは思考がまだ中学生だと感じました。しかしながら、あの発言をした上で東京大会2位というのは、かなりの好成績、事実Liella!がいなければ1位ということで、本物の実力者であったことが分かります。どうやら3期からは新1年生として結ヶ丘に入学するようで、今後の活躍に期待できます。

 

今後

3期がすぐに発表され、12話の内容からそれはそうだろうという感じでした。また、3期生の募集もありました。3期ではウィーン・マルガレーテと澁谷アリアと一般公募の一人で、少なくとも3人はいそうだなと考えています。通常のオーディションからの参加もありそうです。3期の放送時期は未定のようですが、この終わり方をしてしまっているので早く放送して欲しいですね。

2期が終わり、12月からは3rdライブツアーもあり、それを見据えたと思える曲がいくつもありました。アニメ曲で気にいたものも多いので是非参加したいです。

3期、映画と進むと考えると、もう終わりが見えてきて、スーパースター!!の展開の速さには驚かされます。3期生にも、しっかり活躍して欲しいですね。