ONE PIECE FILM STRONG WORLD【感想】

ONE PIECE FILM STRONG WORLDを見てきたので感想を書き留めておこうと思います。感想はFilmarksにも同文を記載しています。原作は既読です。

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本編感想

当時リアタイで見て以来、13年ぶりの視聴。冒頭からわくわくする流れは想い出の通りだった。金獅子のシキは、前半の海の冒険のラスボスにしては、老化・怠惰デバフがあるとはいえ、強い相手だった。その規格外の能力も壮大に描かれていて、海すらも自由に操れていたことから、覚醒していたとしてもいいと思う。強敵でありながらもふざけた一面を持っていて、竹中さんの声も合っていた。科学者のインディゴは、ゾロに足止めされる為だけに剣を持っており、完全に剣士にするか科学者に振り切るのか、どちらかであって欲しかった。シキ自身は伝説の海賊ではあるが、まともな航海士がいなかったり、3番手以下がいなかったりと、仲間に恵まれなかったという印象を持った。
ストーリーはほぼアーロン編と同じだが、東の海最後のアーロン編と、前半の海最後の今作で、リンクされているのかなとも感じた。決め技も斧で統一されており、巨人の雷斧はナミやウソップの助けもあった合体技で、スケールも大きく爽快感があった。ルフィに雷が効かないという話も、ビリーと出会った際にさりげなくいれられており丁寧に説明されていて良かった。
どうしても襲撃からが本編という気持ちがあるため、必要な話とはいえそこまでが長く感じてしまった。映画の尺でストーリーを進めつつ、9人の魅せ場を作るのは難しそうに思えた。ナミはしょうがないにしても、ロビンがヒロイン的動きをしているのが事もなった。女性ではあるものの、スリラーバーグでは十分に戦えることを示しているので、もっと戦闘で活躍できる場が欲しかった。フランキー、ブルックに関しても、公開時点で仲間になってから時間が経ってないにしても、もっと魅せ場があっても良かったと思う。フランキーはルフィに対して、麦わら呼びしていたり、初戦でシキに負けたことを煽っていたり、まだ距離感がつかめていない感覚があった。ただ、ゾロサンジは大技で幹部を倒せており、ゾロに至っては珍しい鬼気九刀流で、チョッパーも本編での活躍が減っていく中懐かしの桜並木を披露してくれて、優遇されている面も見られた。
FILMシリーズの一作目にして、ONEPIECEの映画が注目されるきっかけとなった今作。これ以前の映画hあまだ見たことが無いので、今後見ていきたいと思う。