ドンキーコング ジャングルビート 【感想】

こんにちは、若です。ドンキーコング ジャングルビートを遊んだので感想を書き留めておこうと思います。プレイ時間は10時間程で、全ステージ金クレストまでプレイしました。

過去作の感想

ドンキーコング

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ドンキーコングJR.

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ドンキーコング3

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タルコンガ

このゲーム最大の特徴でもあるタルコンガは、操作性の癖が強く、慣れるまで数時間はかかりました。ですが遊んでいるうちに慣れてきて、ドンキーコングが思い通りに動いていくとどんどん楽しくなりました。手拍子センサーの感度を上げることで、タルコンガの側面を叩いても手拍子判定になり、これを知ってかなり操作しやすくなりました。RTA動画を見てこの操作法を知りましたが、もっと早く知りたかったですね。それでも基本操作はタルを叩くことで、連打を要求される場面も多く、思いのほか体力筋力を使うゲームでした。

GCコントローラでも遊べますが、このゲームを遊ぶなら絶対にタルコンガで遊ぶべきです。

 

ゲーム性

ゲーム性はバナナを集めてゴールを目指すステージクリア型のゲームですが、取得バナナ数≒ビート数を競う、スコアアタックの一面もありました。しかし、このゲームの本質はビート数を上げるためのコンボでした。ジャンプ中やクラップキャッチでバナナを取得することで溜まっていくコンボ数を稼ぎ、ビートに上乗せされていくシステムで、高いビート数でクリアしていくことで解放されるステージもありました。最終ステージを遊ぶには平均全ステージで金クリアする必要があり、必然的に全ステージを金クリアすることになりました。私が取得できませんでしたが、隠しとしてプラチナクリアもあったようです。

また、コンボを繋いでいくために、どこに次のギミックがあるか、画面を広く見る必要があり、その影響か自機や敵がかなり小さくなってしまっていました。中には小さすぎてほどんど描画されず、それを強みにしている敵もおり、仕方ないのは分かりますが、もどかしさもありました。一部ステージでは自機であるドンキーコングを左下に拡大表示するステージもありましたが、どこかシュールさを感じました。

 

ステージ構成

ステージ構成は、通常ステージ×2とボスで一つの王国という単位でまとめられ、12王国とボスステージがメインの王国が二つという構成でした。1ステージはそこまで長くなく、私好みのサイズ感だったのですが、ステージ選択が王国ごとで、どのステージを遊ぶにしても3ステージクリアする必要がありました。ここのリトライ性の悪さは少し残念でした。それでも1ステージが短めに設定されているのは、体力を使う特殊なコントローラや、コンボを稼ぐゲーム性とも相性は良かったです。

ボス戦はコング系、イノシシ系、ゾウ系、バード系の4パターンで、パターン数が少ないという意見も目にしましたが、私はそうは感じませんでした。イノシシ系ゾウ系バード系は後半になるにつれステージも複雑な形になっていき、同系統のボスでも動き方が変わるよう工夫されていました。コング系ボスは、正規プレイとしては、相手の攻撃を避け、カウンターを決めるデザインだと思うのですが、回避のタイミングがずれたりするので、結局連打して攻撃し切るプレイに落ち着きました。それでもブシドーコング戦は相手の攻撃を見切らないとこちらの攻撃フェイズに入れず、倒すまで数戦かかりました。ボス戦が連打で終わってしまうというのは、一般的にはマイナス評価になりがちですが、本作はタルコンガのおかげで、連打という行為自体に楽しさがプラスされており、連打しまくるという馬鹿っぽさが、逆にマッチしていたと思います。

総じて全体のボリュームは少なめで、もの足りなさもありました。最初のエンディングまでは6時間程度で到達してしまい、残りの時間は金クリア埋めをしていたので、あっさり終わってしまった感覚があります。

 

過去作とのつながり

本作からレア社製ではないからか、過去作のキャラクターが全く登場しませんでした。ディディーやキングクルールが物語的に出しずらかったとしても、アニマルフレンドだったランビやスコークスに関しては、代替のキャラクターが登場しており、なぜ続投してはいけなかったのか疑問に思いました。スーパードンキーコング時代の、ワニは敵、サル、ゴリラは味方というおおまかな分類もなく、敵はサルの忍者や羽虫、大きい蜘蛛などで、動物の種類に拘っている様子は見受けられませんでした。

長期シリーズはこういった面も楽しみの一つだと考えているのですこし残念です。

 

後記

ボリュームは少なく感じたものの、特殊なコントローラの事を思うと納得できる範囲で、サクッと遊ぶにはちょうど良いとも思えます。タルコンガからイロモノだと思っていましたが、ドンキーコンガと共に「ドンキーコング」を印象付ける作品になっており、スマブラでフィーチャーされている要素もところどころありました。64はまた違ったゲーム性の様ですが、リターンズやトロピカルフリーズも遊んでみたいと思えました。

最終ステージ リザルト